茶>オリーブ>緑の彩りの変化が春らしい、
五寸の二彩深皿をご紹介します。

二彩深皿 2,592円
径16cm3.3cm
彩りのグラデーションを見せているのも、
久保田さんの発色の基本の鉄です。
酸化鉄を調整して作った絵の具で、
皿の二返に下絵を施します。

久保田さんの普段使いの器なので重なりもばっちりです。
この時に予測したバランスで描くことで、
二方向から溶け出した釉薬と一緒に流れて、
見込み部分に素地の白土が一文字に残ります。

裏もふくめて、一つずつ顔つきが違います。
流れ具合はこれも窯神さまにゆだねるところですが、
鉄分の多い茶から、だんだん濃度が薄くなるにしたがって、
オリーブ、緑と明るく淡くなっていきます。
ほぼ計算通り、もくろみ通り発色させています。
釉に溶けて滲む緑が春の景色に似て見えます。
緑一色に発色させる釉や絵の具よりも、
少し渋めでした落ち着いた色合いが、
何をもっても美味しそうになる、
料理映えを生み出します。
甘庵
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