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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

手から生まれたコロンとした湯のみ

開催中の「自分の器 マイカップ展」から、
鶴見宗次さんのロクロと使わない手ひねりの、
心地の良い丸みの湯のみをご紹介します。

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鶴見宗次 丸湯呑み黒 2,700円
平均の径9.5cmH7cm


粘土を手だけで伸ばし整え形にしていく、
鶴見さんの器は同じように仕上がって器でも、
よく見れば一つずつの顔をもっています。

16_mycup_0075.jpg

その中でもゆのみはベーシックで基本の器ですが、
一つずつの個性があって存在感があります。
といっても、冷たさや高飛車な気配はなく、
甘庵には、ぬいぐるみ的な可愛らしさがあり、
手の中に納めて丸みを楽しめる器です。

16_mycup_0072.jpg
鶴見宗次 丸湯呑み白 2,700円
平均の径9.5cmH7.5cm


うつわ好きからも見所として、
焼き切った土肌に噛んだ石がハゼ、溶け、
灰が溶け素地と絡んで光沢やカセや溜まりを見せ、
溶けた灰や素地が棚板に着かないための貝高台の目あとなど、
豊富な景色をみせてくれます。

16_mycup_0073.jpg

しっかり焼いて冷却還元した素地は、
反応で黒い素地をみせたり、
灰が緑、黄緑をみせて、
指後を強くあらわしたり自然釉の流れをみせたりと、
たっぷりで使いやすいマイカップとして、
飽きることなく毎日楽しめます。

              甘庵


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