FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

記事検索

ぐい呑みでも、ワイングラスでも、
ビールカップでも、ロックグラスでも、
酒器は、それ自体が肴にならないとね。

sake852.jpg


お酒やお茶は嗜好品ですから、
飲み物としては、喉が渇いたからとか、
何か呑まないとっていう気持ちで口にするには、
惜しいかなーって。

一杯のお茶で広がる時空を楽しんだのが、
茶道や煎茶道に繋がっていったのでしょう。

お酒も、酔う心地よさだけで呑むのは惜しいでしょ。
美味しいお酒なら、好きなお酒ならなおのこと、
ちょっとは肴が欲しいもの。
その肴の究極は、酒器なのではないかなーって、
そう思っています。

酒器を愛でながら、
好きな酒を味わいながら呑むのも、
なかなか良いものです。

掌(たなごころ)という、手という触覚は、
目で見る視覚を補って感性を刺激します。

口に運び、口当たりは、好みや酒との相性があり、
酒の味の感じ方を、変えてしまうほど大切です。

注器から杯へ注ぐとき、酒の流れ込む様子や音も、
呑むためのセレモニーとして十分楽しめます。

注がれたワインの、その色や光の屈折や、
カップの中の揺らぎや、香りは、
味わいをより楽しむ演出になります。

sake851.jpg


きめ細かく発泡したビールの、
滑らかな口当たりを好むか、
冷やされた小振りのグラスの炭酸の多いビールで、
きりりと切れ味を好むか。

sake857.jpg



深いぐい呑みで、むっと来るほどの引き込みの強い酒を好む方、
薄手の杯型で、さらっと酒を楽しみたい方など、
酒の好みとリンクするぐい呑み。

sake844.jpg


*引き込みの強いは、祖父がそう表現していたけど、
そういえばあまり聞かないと、調べてみたら、
「きき酒の時に口に含んだお酒の香りを見る時、鼻から息を抜くこと」
らしいから、なんとなくニュアンスはあっていたかも。
ついでに、古今亭志ん生だったか、桂文楽だったか、
もしかしたら両方ともかな、
桝酒だか大盛りに注いでもらった冷や酒を呑む前に、
ふーって、酒の面を吹いてから呑んでいたけど・・・、
祖父もそんな風にしていたなー。
もしかして安酒だから?
その辺は子供心に、実際のイメージも重なっているのか、
名人たちの呑み方に、きっと酒って美味しいのだろうなーと、
そう思ったことを記憶しています。

ともかく、酒には肴があると美味しく呑めますよね。
塩でも、塩からでも、チーズでも、ナッツでも、
シガーでも、良いけど。
友がいればもっといい。
異性ならなお・・・・。

どれもかなわなくても、
安いけど好きな酒を、お気に入りの酒器を肴になら、
一人呑む酒も、まんざらではありません。

               甘庵

皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ

bloog.jp へ



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/351-74e6f2c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)