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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

菜種梅雨と徳利

降るとはなしの曇り空や、
しっとりとした雨模様が続いています。
菜種梅雨なのでしょう。

冬とは違い、柔らかな雨ですが、
うっかりすると、まとわりついた雨のせいか、
春らしさに誘われて、薄着になっているせいか、
思いの外、からだが冷えていたりします。

意外なほどに、温かな料理を美味しく感じたり、
常温の酒やワインが、のどごし良く呑めます。

酒はたいがいものが、
冷やさないで呑むと、濃度が増すように感じます。
よく言えば酷がます。
でも、相性が悪いと呑みにくい。
逆に冷やすと、おおかたの酒が呑みやすくなりますね。

冷蔵庫や氷が、季節にかかわらず日常に当たり前になり、
酒の飲み方や種類も、変わってきているのでしょう。
酒器も同じことが言えるかもしれません。
日本酒だと、燗酒を意識した酒器への要望が少ないようです。

徳利には片口の魅力とは別な、徳利独特の魅力があります。
燗酒だけなく、常温でも、冷やした酒でも、
酒を呑む道具として、趣向がましますよ。
本来、徳利も燗酒をする道具ではありません。
器を大切にしたから、燗鍋や銚子で燗をしたようです。
だから、酒を入れ注ぐものとして、とらえてください。

sake901.jpg


たまには、片口ではなく徳利に冷や酒を入れて、
酒を味わってみてください。
注ぐ楽しさや、音が、結構良いものですよ。

今夜は、雨に濡れた名残の桜や菜の花を想い、
一人静かに呑んでみよう。

          甘庵

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