古代中国の”き”(漢字は上が規で下が鬲)という、
三つ足で注ぎ口と取っ手のある形から、
イメージを広げて作られたようです。
長く作られているアイテムで大小作られています。

野波実 白磁 き 7,000円
径7cmH10.8cm
日本の縄文土器などにも感じられる、
どこか有機的な、生き物的な存在感を覚えます。
前にも”うつわ屋のつぶやき”で同じようにお話しさせていただきましたが、
今日またご紹介しているのは、
場所が移り光の差し方が違った新銀花で、
違う表情に感じ、ちょっと俗っぽいのですが、
連想からニックネームが浮かんでしまったからです。

それからどうしても甘庵のなかでは、
”き”ではなく、ニックネームもあって、
ちょっと愛おしさが増しています。
それは「ゴジラ君」です。

この”き”には大きいサイズも並んでいるので、
ご紹介のものは「ちびゴジラ君」と、
ぶしつけながら、そう呼んでおります。
なんか可愛くないですか。

脚は3つなのですが、
今にも一歩前に進みそうなバランスもあって、
夜になると歩きだしているのではと、
思えるようなそんな可愛い動きのある姿です。
花器としては小振りで、
口や取っ手(ツマミ)がアシンメトリーで、
山野草など一輪挿したくなる、
身近で楽しみたくなる花器です。
甘庵
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