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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

仄かに明るい 彩りガラス

巳亦さんのガラス展のサブタイトルに、
「彩りガラス」と付けています。
これは、ぼくが勝手につけたのですが、
色ガラスとは少し違う巳亦さんのガラスの趣を、
伝えるために、選びましたが、
それでも、手に取ったことのない方には、
何のことかわかりにくいと思うで、
そのあたりをお話してみます。

mmt132.jpg


たとえば、この淡く黄緑がかった小鉢を、
手にとってみると・・・。
光りを透かして眺めなくても、
小鉢自体が、ほんのり明るさを持っているように感じます。

普通の色ガラスそのままだと、
光りに透かしたり、光りの中ではじめて、
色ガラスの色合いが、透ける光りで楽しめますが、
この鉢は特に透かすことも、光りをあてることがなくても、
まるで、障子のようだったり、
瑪瑙のようだったり、
素地が、不思議な滑らかにほんのり明るいんです。

mmt137.jpg


その秘密をぼくはこう推測しています。
よく見ると、全体の色合いの基本の黄緑は、
表面にありません。
表面のガラスは透きガラス(透明ガラス)です。
黄緑の不透明なガラスは透きガラスの下、
透きガラスに挟まれるようにあります。

光りの性質から透きガラスの中に入った光りは、
長いの方に走ろうとする性質があります。
そのために、不透明な色ガラス越しに光りをとらえて、
ちょうど障子やくもりガラスのように、
仄かに明るいうつわになるようです。

巳亦さんのオリジナルの色を、
自由に組み合わせたガラス。
それでいて、穏やかな和の色合いと、柔らかに歪んだ姿。
そんな巳亦さんのガラスを、
彩りガラスと呼んでいます。

           甘庵
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