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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

巧みな技でひずませる

巳亦さんのガラスの器を手にとったお客さまたちが、
「やわらかな」「あたたかな」「美味しそう」などと、
無機質なガラスという素材から遠い感触や印象を持ってくださるのは、
巳亦さんのガラスの持つ不透明な色合いと、
巧みな技でこそ作り出せるひずみの魅力がそうさせるのだと思います。

ここで言うひずみは、
不定形に、ゆがんでしまうということではなく、
巧みな技でひずめているからこその、
むしろ自然と感じる形なのです。

mmt189.jpg

たとえば、この鉢は、楕円になっています。
吹きガラスも、轆轤(ろくろ)で作るやきものと同じで、回転体が基本。
それを向かい合う2カ所を寄せれば、
楕円になることは想像つきます。
でも、柏餅みたいに、両端をそのまま寄せちゃうと、
寄せたところが寄せなかったところより、
高くなってしまいます。
でも、みてください。
上の鉢を逆さにしてみると・・・・。

mmt166.jpg


ほらね。
ほとんど、平らになっていますよね。
これが、ひずめて作るからこそ、
自然になっている楕円の鉢です。

三角形にひずめてあるものも同じです。
本当なら高さが違うことになるのを、
自然に三角形になっています。

mmt210.jpg


mmt209.jpg


つまり多ブルにひずめてあるんです。
楕円にひずめても、三角にひずめても、
同時に高さが同じになるようにひずめてあるんです。
意図してひずめていれば、
自然に感じる形に、整えるということになるんですね。

そうやって見てみると、
意図してひずめた器が一杯見えてきます。

             甘庵
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