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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

文様を描くのではなく削って浮き出させて皿

描くのではなく削って描き出した皿
開催中の光藤佐さんの個展から、
今日は粉青掻落六寸皿をご紹介します。

17_mitufuji_0194.jpg
粉青掻落皿6寸 6,048円
径18cmH4cm


この皿のはっきりめっきりした文様は、
描くというより削って浮き上がらせているからです。

17_mitufuji_0195.jpg

普通文様を描くときのその多くが、金属が主体の絵の具を水などに溶いて絵筆で描きますが、
この皿は掻き落としという手法で作られています。
まず水に溶いた白化粧土を刷毛で塗ったり浸けて、
全面に白化粧を施します。

17_mitufuji_0196.jpg

少し乾かし適当なタイミングで、
文様の背景になる部分をヘラなどで削りとり、
鉄分の多い素地の緑がかった土色を見せて、
化粧土の白地の文様を浮き出させます。

17_mitufuji_0197.jpg

シンプルで単純だからこそ技量が見える仕事です。
アクティブに彫った部分を文様にするのではなく、
そこが目立つことなく静かに背景になるように、
残した部分が自然に無理なく浮かび上がらすことが肝要です。

その成果がでているのでしょう。
「これはどうやって描いているの」という、
意味の疑問を投げかけられるお客さまが多いです。
光藤さんに変わって甘庵がつぶやきます。
「しめしめ。策はつつがなく効をなしている」

               甘庵

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