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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

巳亦ディテール

歩き出しそうなガラスで、
足を付けるのではなく、
本体から都合をつけて、引っ張り出す手法をお話しました。
まだまだある、巳亦さんらしいディテールを高台でご紹介してみます。

高台というのは、器の裏の部分です。
置いたときの下の部分なので、
普通は見えないところですが、
器のオーナーは、洗うとき、拭くときなど、
使っていると、必ず目にします。

やきものでもガラスでも、
高台は、作り手の器への心配りや配慮が分かりやすい部分です。

型吹きや、鋳込みの、タンブラーやコップだと、
厚めに作って、磨って平らにして仕上げたものなどが多いですね。
吹きガラスのタンブラーやコップだと、
竿や竿のように長い金属の先にで底をくっつけておいて加工して、
最後に、ポロリとはずし、そのあとが残っているものが、
ポンテあとと、いいます。

巳亦さんの器にもそういうものもありますが、
個展の時の作品は、一手間掛けて・・・いえ、遊んでいるように、
楽しげな高台が一杯あります。

mmt212.jpg

これは、緑の本体に細くのばした黄色ガラスを、
渦巻きに付けたもの。
どこかとぼけた表情ですね。

mmt213.jpg

この楕円小鉢大と小の高台をみてみましょう。

mmt214.jpg

小さな塊を、ぺたりと付けています。
でも、これも透きガラス(透明)をただ付けているのではなく、
本体と同じ彩り加工をしてあります。
そのために、形はシャープでも、一体感があります。

mmt216.jpg

これは、本体から絞って付けたようにした高台をつくり、
その際に、アクセントになる色ガラスを細くのばして、
輪状に付けています。
これが、見込みのアクセントになっています。
うーん、さすが!!

こんな風に、高台一つ見ても、楽しいんです。
お茶人だちが、碗を拝見するときに、
高台を返して、作り手の技と焼きと、土を、
愛でて楽しむように、
熱く溶けたガラスを、あっという間に、
形作っていく姿を、あれこれ想像しながら、
眺めては、一人悦にいっているぼく。
はたからみれば・・・・きっと、危ないオヤジしてますね。

              甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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