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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

松蔭を切り取った一碗

開催中の「中條正康 寿ぎの器 展」から、
銹絵染付松図碗をご紹介いたします。

18_chujo_0010.jpg
銹絵染付松図碗 6,480円
径13.2cmH6.5cm


柔らかな赤みのある素地と白い化粧土で、
奥行きのある背景を表現して、
そこに下絵の鉄で松の幹と枝を、
呉須で葉の茂る様を描きだしていて、
モノトーンに近い多彩な彩りではないのに、
松蔭の風景が広がっています。

18_chujo_0011.jpg

フォルムは奇をてらわない、
オーソドックスは碗型で、
その分、多用な使い方ができる形で、
飽きのこない愛用の碗になるでしょう。

向付として、小鉢として、小丼として、
料理が映えて美味しそうに盛りつけられる、
使い勝手のよい一碗になります。

18_chujo_0013.jpg

見込みは盛りつけやすく平たい納まりですが、
約束にこだわらず楽しむなら、
気軽に抹茶を飲む碗としても楽しめる、
掌の良い、程よいサイズです。

18_chujo_0012.jpg

絵柄も並べると松林の用になり、
その景色から切り取った一つは、
どれもそれぞれ少しずつ違うところも、
器でありながら個の美しさを持ち、
選ぶ楽しさも見せてくれます。

           甘庵


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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