FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ガラス小鉢の謎 その1

開催中の巳亦敬一さん個展開催中は、
展示品から一つ選んでご紹介していきます。
今日の器は小鉢 リボンです。

18_mimata_0123.jpg
巳亦敬一 小鉢 リボン 3,672円
径11cmH5cm


巳亦敬一さんのファンの方には見慣れた仕事だと思いますが、
甘庵が初めて手に取った時にはかなりのカルチャーショックでした。
ガラスでは見かけない中間色でしかも不透明な素地なこと、
それなのに暗くないというか仄かに明るく見える。

18_mimata_0124.jpg

それらの謎は少しずつわかっていきました。
この小鉢の中に当時の謎だった手法が含まれていて、
巳亦さんならではのオリジナルな要素がしっかり見て取れます。
今日はその謎の一つの不透明で中間色の素地についてお話します。

18_mimata_0125.jpg

ガラスの長い歴史は澄んで鮮やかな彩を目指していました。
それはガラスが作り出された頃に宝石に変わるものとして、
珍重されたことやその後に器を作り出すようになっても、
長く貴重な工芸品として一部の特権階級のものだったことや、
使う環境が暗い室内などがあったからだと、
甘庵は思っています。

18_mimata_0126.jpg

なので自然と鈍い中間色も不透明も、
望まれなかったために作られず、
またこの鉢の彩は不安定でつくていく行程で、
酸化がすすむと色が変わっていくため、
同じ彩のものを揃えることが難しい作業になり、
使われることがない彩だったようです。

不安定は彩を揃えて作る方法として、
彩のガラスを作り一旦冷やした固めて、
それを粉にして彩の元として使う方法を始めます。
そこで二番目の謎の仄かに明るい素地が生まれます。
それは次回お話いたします。

                甘庵



ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 コレクションブログ 食器・テーブルウェアへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

ご協力ありがとうございます。

テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/4066-0bf1cf2b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)