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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ガラス小鉢の謎 その2

前回に続いて開催中の巳亦敬一さん個展開催中の、
展示品の一つ小鉢 リボンで、
巳亦さんの彩シリーズの特徴をお話します。

18_mimata_0151.jpg
巳亦敬一 小鉢 リボン 3,672円
径11cmH5cm


前回ではガラスではあまり見かけない、
中間色でしかも不透明な素地についてお話しました。
今日は、不透明な素地なのに暗くないというか、
仄かに明るく見える謎をお話します。

18_mimata_0148.jpg

秘密は作り方からガラスの特性を引き出しているからです。
器が見えるということは明るさがあるということです。
器が受けた光を反射してぼくらに見えています。

18_mimata_0147.jpg

でもガラス器が受けた光は光を通す素地ならではの、
ガラス素地を通っていく光があります。
そしてこの不透明な小鉢は一部の光を器の中に取り込んでいるようです。
それが仄かに明るい現象の訳です。

18_mimata_0150.jpg

この鉢の縁や底をよく見ると3層になているのが分かります。
透明な素地の層+不透明なベーシュの層+透明な素地の層です。
この両外側の透明な素地に入った光が素地を通りこしますが、
一部は光の特性で長い方向へ進んで行き、
透明な素地の中を進みます。

すると不透明なベージュの素地が、
障子のような仄かな明るさを帯びて、
光を透かして見るようなことをしなくても、
置いたままでも柔らかに光と携えて見えます。

これがなんとも和の器的で、
優しく盛り映えするガラス器になっています。
甘庵の拙い文と画像では伝わりにくいと思います。
ぜひ会場で手にとってみてください。
穏やかなガラス器を必ず実感できます。

               甘庵


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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