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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

技が生きているデザインの小鉢

開催中の巳亦敬一さん個展開催中は、
展示品から一つ選んでご紹介していきます。
今日の器は四角小鉢Gです。

18_mimata_0154.jpg
巳亦敬一 四角小鉢 G 3,456円
径10.1cmH4.5cm


巳亦さんらしい彩の小鉢です。
乳白した緑がパステルカラーのような色調で、
器全体に薄雲のようにかかっています。

18_mimata_0156.jpg

全体的に丸くて重なるのですが、
印象は四角です。
それは器の外側腰から高台まで、
四方にリブが張り出しているために、
視覚的に角張って見えています。

18_mimata_0155.jpg

このリブがすごいんです。
丸く作るまでは吹きガラスの基本である、
回転体で作られていますが、
四方にあるリブは柔らかなガラスを摘み出して
生み出されています。

吹きガラスの艶やかな表面は、
可燃物で支えたり、触れて形を整えたりします。
燃えて発生するガスの層でクッションになり、
触れていて触れていないために艶やかです。
つまり触れるものが燃えるほど高温ということです。

18_mimata_0157.jpg

この鉢の摘み出して作る四方のリブは、
借りに直に手で触れて作るとしても、
なかなか難しい作業です。
それを高温の溶けたガラスでこなしてしまうのも、
巳亦さんの華麗といっても良い技があってこそです。

器ひとつ一つを手で触れて見てみると、
作りる工程が想像できるのですが、
同時にその技の鮮やかさに感心させられる、
小さな秀作です。

               甘庵

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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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