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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ぽってりざくざくしてるのに涼しげ

夏の器として多くの方がガラスの器を思い浮かべることでしょう。
光を透かす素地は他の器にない大きな特徴で、
涼感のある素材から夏の器になるのは自然なことです。

17_mitufuji_0120.jpg
光藤佐 刷毛目皿5.5寸 5,400円
径16.5cmH3.8cm


今日ご紹介する光藤佐さんの刷毛目5.5寸皿は、
ガラスの器が持つ涼感とはまるで違いますが、
躍動感のある刷毛目から水や雲などの動きを連想して、
夏の器として使いたくなります。

17_mitufuji_0121.jpg

同じヤキモノでも夏の器らしい、
磁器の薄いく硬質感のある素地などとも違い、
陶器らしい土味がぼってりした素地で、
粗めの化粧土を勢いある刷毛の軌跡は、
熱々の濃いめの味付け的な仕上がりです。

17_mitufuji_0122.jpg

それでも凛とした作りと気品を備えたこの皿には、
渓流の流れや磯に寄せる波を想わせて、
自然の中にある避暑的な要素に
共通する景色を持っていると、
甘庵には感じられます。

達者なロクロ挽きと穴窯で焼かれた力強い作行きから、
5.5寸皿の大きさ以上の存在感があり、
しっかり手を加えた料理を受け止め、
同時に日常の惣菜が美味しそうに盛り映えする、
器として懐が広い器です。

               甘庵



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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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