鎬(しのぎ)は日本刀の刀身の中ほどの峰の部分です。
この鎬が削れるほどの激しい戦いから、
「鎬を削る」という表現が使われています。

左:白磁鎬飯碗 小 4,860円 径11.2cmH5.7cm
右:白磁鎬飯碗 大 5,400円 径12.3cmH6cm
器の側面などを均等の幅で削りとったものも、
鎬といいますが甘庵好みではない、
鎬の部分がモワんとしてシャープでない、
凹んでいることで由とする鎬は少数派です。

その点、ご紹介している光藤さんの鎬飯碗は、
実にシャープな鋭さのある鎬がみられます。

通常の鎬の場合は凸に削りとった両側を、
稜線として残していきますが、
光藤さんのは片側だけのこして削っていく、
アレンジされた珍しい鎬です。

光藤さんが鎬部分をより際立たせて、
シャープにすることを意識した作り方だと思います。
まさに甘庵好みの鎬です。
甘庵
ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ご協力ありがとうございます。