「盛り映えがする」とか、
ものの本に書いてあったりしますが、
一概にそうは言えないのではないでしょうか。
美しく取り回すには、しつらえるゆとりや、見立てる遊びが必要で、
盛り映えるには、美味しく、楽しく食べるためと、
思い遣る気持ちが基本にないと、
小綺麗にまとまっていても・・・・、
やはり、目にも、舌にも、心にも、美味しくないとね。
そんな気がします。

野波さんの器は、
青白磁(ちょっと青みがかった白磁)と、
マット白磁(艶のない白磁)の二種類で構成されています。
絵付けも、釉の変化や、窯変なども基本的にはありません。
それでも、どの器にも、一つずつのとても濃い表情があります。
一つ一つの個性に溢れています。
やんちゃの白もあれば、静かな白もや、
華やかな白も、穏やかな白もあります。

とはいえ、それぞれの白いうつわの表情を自由に感じとり、
器と会話するように、盛りつけ、しつらえれば、
いっそう器を楽しめ、生かせるます。
色合いに関しても、様々な色合いを受け取りれると言えます。
その意味でも、懐は広いと思います。
取り回しや盛りつけも十人十色に楽しめば、
素敵使い方は無限大です。
甘庵
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