魚は秋刀魚、鮭、戻り鰹、落鮎とならび。
野菜は蕪、薩摩芋、里芋、南瓜、春菊などなど数え切れず、
さらにキノコ類が豊富です。
素材を活かせばそのままでご馳走になる、
食いしん坊には嬉しい季節です。
そんな素材をお好みで調理して、
何点か組み合わせてこの皿に盛れば、
すぐに酒宴の一皿になりそうです。
久保田信一さんの灰釉角皿です。

久保田信一 灰釉板皿 4,800円
W23.5cmD17cmH4cm 単品
横に凌いだように線文があり、
凹みに灰釉がたまり綺麗な緑を発色しています。
この縞模様は作り方から生まれる轆轤目の後です。

その作り方というのは、
まずは円筒形に引き出します。
それを糸で切ってパイプ状の形を作ります。

適度に乾いた時に縦に切り開き、
広げて長方形が角皿の基本形になります。
高台をつけない納まりなので、
平に置いた時の安定するように整えます。
四方の縁の際もこのタイミングで、
シャープさをかかない程度に舐め、
四隅の立ち上がりなど全体のフォルムを仕上げます。

タタラ作りに比べての長所は、
轆轤の動きのある表情があることと、
早く作れて(あくまでも轆轤技があれば)、
タタラ作りに出やすい切れが少なく、
出来上がることです。
腕があって良心的な久保田さんは自然と、
ボリュームに対してとてもリーズナブルで、
嬉しい角皿に仕上げてくれています。
甘庵
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