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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

凛とした佇まいの日常飯茶碗

開催中の光藤佐さんの個展から、
今日は鋭く動きの見える鎬が美しい、
白磁鎬飯碗大をご紹介します。

18_mitufuji_0184.jpg
光藤佐 白磁鎬飯碗 大 5,400円
径12.2cmH6cm 程よくいれて200cc


毎日使う飯碗として使い勝手が良い仕立で、
凛とした佇まいと気品があります。
小ぶりな碗としてお茶を点てても、
楽しめる趣を持っています。

18_mitufuji_0185.jpg

それは一つには鎬の魅力です。
鎬を削りだした凹みのことと思わせるような、
意識が凹凸による表情に主観を置いて作られたものが、
多く見かけられます。
これはこれで良いのですが、
鎬というよりは面取りに限りなく、
方向性が近いと思います。

18_mitufuji_0186.jpg

鎬はカネヘンがつくように、
刀剣の部位の名称から来ていて、
削られて残った稜線部分のことであり、
ここに力、緊張感がみなぎってこその、
「鎬を削る」の戦闘的な響きにも、
通じるものだと思っています。

18_mitufuji_0187.jpg

さらに光藤さんの鎬は、
片削りと言ってもよいように、
削る出す時に片方の稜線を残し、
意識して削りだしています。
この鋭く切れのある鎬が、
この飯碗に凛とした表情を与えています。

そして薪で焼く穴窯を生かして、
釉に灰が降りて溶け込み自然釉よりの青みを帯びて、
緩やかな窯変に仕上がっています。
灰が少し乗るだけで釉の厚みが増えるのか、
鎬の荒々しさを程よく包み、
内に力を秘めた表情に仕上げています。
これがまた鋭いながらも気品を見せていて、
日常茶飯の器の代表の飯碗に、
丁度良い加減を引き出しています。

              甘庵


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