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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

瑞々しくあるように

野波さんの"うつわ"は、ほとんど例外なく、
素地を出すことの多い高台や畳付きにも、
素地がみえません。
素地の全てに、釉薬を施しているからです。
そのために、焼くときには小さな粘土の塊のトチンやツメなどと呼ばれる道具や、
珪砂を、何カ所か置いて、浮かして焼くことで、
釉薬が熔けても、棚板などに付きません。
 *畳付き=高台の底面。畳に置いたときに触れる部分からの名称。

nnm359.jpg


このような手間をかけるのは、
日常使いで、汚れることなくという、
使い勝手を考えているだけでなく、
野波さんのイメージにあった、
青白磁、白磁の質感の表現のためだと思います。

蹴轆轤で挽かれた瞬間の瑞々しい素地を再現するために、
素地を釉薬に内包して一体化させて、
完成した姿としているのだと、
ぼくは思っています。

どうですか、全てを包まれた柔らかさから、
轆轤で挽き上がった瑞々しい姿が見えてきませんか。

           甘庵

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