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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

籠の素材 1 山葡萄

籠の山に埋もれてのブログなので、籠のお話を少しずつ。
ぼくの目の前にある籠は、
自然の中で育ったアケビや根曲がり竹や山葡萄で、
編み上げたものです。

kago409.jpg


まず、素材についてお話してみます。
今日は山葡萄をご紹介します。

kago407.jpg


これは山葡萄で編んだ、たっぷりめの籠です。
近年は山が荒れてしまっているようで、
猿や熊が里まで出てくるのもそれが原因の一つだと聞いています。
栽培ではなく、その山から採集する、
山葡萄やアケビも材料不足になっています。

kago406.jpg


特に、山葡萄は良い素材が透くなくなって来ているそうです。
また、固い素材のために、編み手の技量が一番必要な素材でもあるようです。
何となく雰囲気のあるような、
でも、少し向こう側が見えるような編み方になりがちなのは、
技量不足からのようです。
固くても粘りのある素材なので、
可愛がってもらえばとても長持ちします。

kago408.jpg


しっかり積んだ編み方の山葡萄の籠は、
かちっとしてて、固い感じですが、
長く使うことでだんだんとなじんで来て、
滑らかな表情としなやかな質感になっていきます。

色合いも時間とともに、少しずつ手油などで、
葡萄色になっていきます。
いきなり油や実で色づけするのも方法ですが、
できるなら、少しずつの変化を楽しみたいものです。

              甘庵

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