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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

ふっくら焼き上がりが美味しそうな飯碗

今日ご紹介するのは土と炎が生み出した、
仄かに赤い柔らかな発色が魅力の、
久保田信一さんの粉引飯碗です。

17_mycup_1288.jpg
久保田信一 粉引茶碗  2,808円
径12cmH6cm


粉引は素地に白化粧土を施したうえに、
釉薬をかけて焼き上げます。
素地の釉薬の間にある化粧土が、
焼成による窯変を見せたり、
長く使うことで侘びた変化を見せたりします。
つまり化粧掛けは無地なのに、
絵柄や文様に変わる変化を呼び出す仕掛けです。

17_mycup_1290.jpg

この飯碗は焼き加減で「御本(ごほん)」と呼ばれる、
酸化鉄の発色を引き出しています。
意図していますが・・・どう発色するかは、
最後は窯神様次第になります。
予期された偶然を引き出すのが腕と、
誰だったか巨匠か嘯いていてような・・・。

17_mycup_1289.jpg

そこまでではなくても、
料理の焼き加減に似ていると思います。
AI制御の量産のパンやお菓子の焼き上がりは、
間違いがなく安定しています。
手作業の職人さんが焼くそれらには、
わずかに味わいや焼き加減が。
変わったりするかもしれません。
それでもその変化が季節や天気の変化のように、
心地よかったりもします。

17_mycup_1291.jpg

せいぜい200度以下のパンやお菓子でさえ、
難しさがあるのに焼き物や1300度近くまで焼く窯と、
長く焼き続け1日以上焼くのも稀ではありません。
そんな中だからこそ作り手の腕前と、
不思議と人柄までが現れてくるようです。

柔らかそうでいて真までしっかり焼けているこの飯碗は、
穏やかで優しい心根ながらも頼もしい、
久保田さんらしい飯碗です。

               甘庵


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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