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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

籠の素材 2 アケビ

今日は籠の素材としてのアケビのお話です。
山葡萄同様に、山からの恵みとなる素材ですから、
やはり材料不足だそうです。

kago410.jpg


日本各地に自生するアケビですが、
聞くところによると、北のほうが、表皮が赤いそうです。
確かに荻窪「銀花」のアケビ籠の山は赤く見えます。
タングステン照明ということもあるでしょうが、
本州最北の県、青森県弘前市から届く籠だからなのでしょう。

kago411.jpg


材料として採ってから、素材として使えるまでには、
乾燥して、虫殺しして、サイズを整えて・・・・と、
編み方や、使われる部位によって、
素材をより分けたり、選別して、
籠によっては、アケビの蔓をすべて半分に裂いてから、
編み上げている物があります。
これは、手間もそうですが、技がないと、
ゴボウのサヤガキみたいなものが一杯できてしまうだけに・・・。
そんな下仕事があってはじめて編みだせます。

作業も悩んで編んでいるようでは、目がそろわないでしょう。
悩まずスムーズに、リズミカルに編み上げていってこそ、
品格の漂う籠に仕上がっているのでしょうね。

kago412.jpg


型の決まっている、買い物籠などは、
ちょうど箱根細工のパズルのような組木になっていて、
型にそってぴったり編み上げてから、
そのままでははずれなくなるので、
型をばらばらにばらしてから、はずし、
また型に組み立てて、それに沿わせて編む・・・。
を繰り返すようです。

型は長い年月使えるそうですが、
全て特注なのでそれはそれで、高価な物なってしますそうです。
まさに、培われた伝統と技で出来上がり。
それを理解して支える、消費者があってこその仕事なのですね。
こういったことは、次の世代にちゃんと伝えて行きたいですし、
伝えていく義務が、ぼくらにはありますね。

                 甘庵

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