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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

籠の素材 3 根曲がり竹

今日お話しする籠の素材は、根曲がり竹です。
「ちしま笹」「姫竹」「細竹」などとも呼ばれているようです。
名前から想像が膨らみそうですが、
粘り強いために、籠として古くから使われているようですが、
タケノコが山菜として美味なことも知られているそうです。
きっちり自覚して採っていないのですが、
もしかして、食べているのかな~。

さて、素材としてですが、
そう太くならないそうで、せいぜい親指ぐらいのようです。
山菜として採られるくらいですから、やはり天然物の素材です。
持ち手などを覗いて、丸いままでは使いませんから、
それぞれの籠ごとのサイズに、細く割り、
内側のシラタの部分を取り除き丈夫な皮部分を使います。

kago414.jpg


編み上げた部分を指で押すと、とても柔らかです。
それなのに、全体を持って歪めようと力を加えても、
歪む気配を見せないほど、頑丈です。
しなやかでいて堅牢だからこそ、
粘り強く折れることなく、重たい物でもしっかり支える、
長く使える籠に仕上がっているのです。

kago413.jpg


とはいえ、小刀だけで、素材を選び、割って、編んで籠に仕上げる、
匠の技があってこその籠は、
和の美しさを持つ器の代表です。
 
               甘庵

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