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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

不思議な形の五寸五分鉢

今日ご紹介するのは印象深い形の、
光藤佐さんの粉青総刷毛目船形鉢五寸五分です。

17_mitufuji_0174.jpg
粉青総刷毛目舟形鉢5.5寸 5,400円
W17.5cmD12cmH6.3cm


器としては不思議な形ですね。
器に多いのは圧倒的に丸い形で、
それ以外だと楕円や正方形や長方形です。
その視点から見れば、
変形した楕円にさらに切り込まれていて、
多くの方には初めて見る形に、
まず線を引いて眺めてしまうのではないでしょうか。

17_mitufuji_0175.jpg

でも自然界の造形はバリエーションが豊かで、
斬新なデザイン以上に激しい造形もあります。
器に多い丸い形は造形としてよりも、
作る工程から管理しやすく生産効率が高いという点が、
大きく左右しています。

17_mitufuji_0176.jpg

器が一つづつ作る特別なものであった、
縄文土器にはエネルギッシュな造形が多く、
器に込められた魂が感じられ、
器を受け止める側の覚悟も存在していたと、
感じ取れる造形でありデザインです。

17_mitufuji_0177.jpg

焼き物の器は近世までは今よりも貴重で、
製造にも移動運搬にも苦労があって、
手に入れ使う気持ちに重みが現れていたと思います。

量産方法として轆轤で作られた円形が、
ただ慣習として繋がり型物で増産され、
安定した工業窯で生み出せれた器に慣れて、
手仕事のテンション高い器に、
距離を置いてしまう方も多いのかもしれませんね。

でもご紹介している器を一つ手に入れて、
いつもの料理を盛り付けると、
料理と器の関係の深さや、
食の存在や思いや感じ方が変わると、
信じて疑わない器好きとしては、
少しでもそう感じてくれる方へ、
一人でも多く橋渡しして行きたいと思っています。

              甘庵


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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