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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

吉祥文様 微塵唐草

今日ご紹介するの吉祥文様は”微塵唐草”です。
なかなか凄いネーミングですよね。
みじん=細かい、ちりという意味の通りに、
隙間なく細かく書き込めれた唐草文様です。

19_holiday_0118.jpg
微塵唐草三段重 蓋径15cm(身径14.5cm) 全H20.5cm
各身の高さ上から、5.3cm、5.5cm、7.3cm


唐草文は不滅のエネルギーの象徴として、
古今東西の文物に多種多様に描かれてきています。
器にも優雅な花唐草から量産絵付けに向く蛸唐草へ、
さらに省略形として描きやすい微塵唐草へと、
変化して行ったと聞いています。
それはつまりより庶民の唐草でもあります。

19_holiday_0121.jpg

そんな庶民にとって少し身近な吉祥文様が、
全面に隈なく描かれた三段重です。
とはいえかなり豊かな器だったと思います。

19_holiday_0119.jpg

管理が楽になった今の技術や窯で制作しても、
重ねる納まりの印籠があり、
3段と蓋がそれぞれ歪まずに仕上がるのには、
技術があっても随分と気を使う仕事です。

19_holiday_0122.jpg

それこそ軽く使うときに割れにくい漆器や、
それを樹脂で模倣して出来たお重や、
新しいデザインと納まりで汁が漏れにくくなったりと、
気軽に使える方へ流れがちですが、
それらにはない豊かさがたっぷり感じられます。
器に携わるものとして、
忘れてはならない部分だと改めて思います。

            甘庵

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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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