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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

使い勝手の良さは不変

荻窪銀花は今日も営業しております。
5/5日まで温故知新をテーマにした催しで、
皆様をお迎えします。

今日は使い勝手の良さが不変を感じる、
膾(なます)皿を温故知新(古きをたずね新しきをしる)して見ます。
なますというとお節の紅白なますなどのイメージで、
野菜の酢仕立ての副菜と思う方も多いかもしれませんが、
本来の膾は古くは肉や魚を調理したものだそです。
膾皿はそれを盛り付ける器です。

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染付山水輪花五寸膾皿 径15cmH4.8cm

つまり主菜を盛り付ける器です。
のちに膳の向こうに置かれるので、
向付と言われるようになります。

19_holiday_0198.jpg

ちなみの酢を使うようのなったのは、
後世になってからのようで、
「生酢」が語源ではないようでが、
日本語の響きが重なるのは楽しいことで、
使われだしてからも数世紀なのですから、
それもまた由といたしましょう。

19_holiday_0199.jpg

さて器として見てみると理想的な使い勝手です。
見込みが平らで多様な盛り付け方に対応できます。
それでいて深さがあるのでソースも汁さえも受け止めます。

19_holiday_0200.jpg

少し高めの高台があるフォルムは、
しつらえの時にメインディシュとしての、
存在感と平たくなりがちな食卓に、
高低差のリズムを生みます。

そして収納性が高いんです。
スタッキングがスムーズで、
5客1組の習慣だった時代に、
1組を無理なく安定した形で重ねられます。

今の私たちの食習慣の中でも通じる、
不変の使い勝手の良さを持つ膾皿です。

              甘庵


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