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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

手間と価格 1

工芸品の価格のはほとんどが、
手間から設定されています。
お客さまに「素敵だけど値段も良いわね~」などと、
価格への評価をいただくと、
それが、たしかに年齢的にも技術的にも手間賃の高い方だと、
「そうですね~」と微笑んでもいられるのですが・・・・。
若い作り手や今回の籠のように、
良心的な価格設定だと・・・。
ちょっと顔が引きつっているかも・・・・。
おおーこわ。

”橋渡し”として心掛けているのですが、
お客さまに対しては、作り手の立場でいるようにしていて、
YES MAN になれず、すぐに「いいえ」って、
良くないよね~。
作り手には、お客さまの立場で物を言うぼくは、
どうも、どちらからも、横柄、辛口などと、評されがちです・・・。
しょうがない、この年になっては直らない性格なので・・・。
悪意ではないんですよ。ちゃんと伝えたいと思うからなんですけどね。

さて、今日は、根曲がり竹の籠で、
手間と価格を考察してみようと思います。

nagate.dai.jpg


長手かご 大 
幅36cm 奥行き28cm 見込み高さ21cm 高さ44cm
リンゴ籠と思って頂いて良い大きさです。
マガジンラックにという方や、
台所においてタマネギやジャガイモなど野菜入れという方も、
たっぷり入って、丈夫です。

さて、この籠の価格 税込みで4800円ですが、
仮に時給800円で作るとすると、6時間で作らないとならない。
とはいえ、材料を編むだけの作業ではありません。
山から根曲がり竹を採ってきて、洗って、
編める形の材料に加工して、必要は材料を揃えます。
その後で、編む作業です。
カゴメという竹の基本編み方ですが、確実に、丈夫に編みあげます。

実際には利益分を生み出すには、制作時間を短くするか、
時給を下げないといけない理屈。
いずにしても、手間と価格が見合うプロの技だと感心してしまいます。

それでも、高いって思われますか。
絶対値が高いと思われるなら、
丈夫さも勘定にいれて考えてください。
長く使えます。10年20年と使った頂いています。
さらに、良い仕事のディテールやフォルムは、
飽きもきませんよ。
使う物なら、時間で割れば・・・安いって思うだけど、
器好きなぼくの、感情的な感覚でしょうかね?

              甘庵

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