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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

橋渡しとして思うこと・・・

荻窪「銀花」で扱わせていただいている籠は、
アケビや山葡萄や根曲がり竹などの、
自然素材で出来たものです。

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自然素材で出来た籠を扱わせてもらうだけでも、
山と人のかかわりや環境問題を覗いたり、
もの作りの人々の暮らしを界間見たり、
橋渡しの人間として思うことが多々あります。

材料不足、人手不足は高齢化とも深く関わっていること、
里山として、人と自然の関わりが崩れそうなこと。
作り手には職人さんと言っていい気っ風で、
一生ものではなく100年=世紀物をイメージして作っている方も多いこと。

広葉樹の山は管理することで、100年の単位でかなり再生し、
サイクルとして循環すると、ぼくは認識しています。
つまり、100年後を考えて、採取、伐採し、
植栽や管理をすれば、100年後には復活している。
採取伐採して材料を使って作る作り手は、
三世代=100年保つように、
あるいは使い続けれられる用に作れば、
その間に山は再生します。

炭焼きの雑木林も、伐採と管理でぐるっと回って、
数十年のサイクルで里山を管理していると聞きました。
そういう先人からの知恵をぼくらは受け継ぐことも、
環境問題への、一つの取り組み方だと思っています。

"うつわ屋"として、工芸屋として、
橋渡しのぼくが出来るのは、
作り手が誇りを持って仕事を続けられるよう、
多くの情報を使い手であるお客さまに伝えることと、
理解者でいるお客さまが、作られたものを大切にしてくれる熱意を、
作り手に伝えることだと、
改めて感じました。

長く使って頂いた籠が、取っ手などがいたんだ時には、
作り手に直しに出す取り次ぎをしています。
作り手にとって、自分の手で作った籠がどう使われたか、
可愛がられたか、丈夫に耐えたか、
問題を見つけ、工夫を思いつくこともあるかもしれません。
作り手は、直すことから得る情報で、
仕事に誇りを持つことが出来るとぼくは思います。
使い捨てにはない、文化だと思っています。

            甘庵
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