気温は上がらなくても湿度は高い1日になりそうです。
昨日の蒸し暑さからの今日の23度は心地よくさえ感じ、
おやつは煎餅とほうじ茶にしようかな・・・、
などという雑念が頭によぎります。

加藤財 ポット彫り 黒丸 17,280円
容積600cc
そう温かいお茶が飲みたくなります。
そこで今日は加藤財さんのポットをご紹介することに、
ポット掘黒丸です。

「鎬では」と思われる方も多いかもしれませんが、
形状は溝を掘る鎬が立っていない「鎬文」などより、
鎬部分がシャープで勢いや動きのあります。
ただ作り方からあえて「彫」としているのだと思います。

通常のやきものでこの様な形状を作り出すには、
生乾きの時に適当なヘラなどで削り出す、
あえて言えば湿式の方法をとります。
加藤さんの彫シリーズはそれに比べると乾式です。
ほぼ乾燥状態になってから切れる金属の道具で、
「カリカリ」という感じに彫り作っています。
木彫や石彫の手法に近いと思います。
この違いは仕上がりの重厚さに現れると思います。
湿式の方が綺麗に整うかもしれません。
加藤さんの方法だと固い素地の抵抗の後が、
彫あとに表れてそこに素材感や時間経過が見て取れます。
これこそがポット彫の真骨頂だと思います。
甘庵
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