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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

この季節は涼しげなコップ

今日ご紹介する野波実さんの青白磁コップは、
猛暑の時に見ると実に涼しげに映ります。
でもこのコップに素晴らしい点は、
春には軽やかに、秋には爽やかに、冬には温もりを感じて、
不思議なくらいにオールシーズン使いたいことです。

19_nonami_0421.jpg
野波実 青白磁 飛びかんなカップ 2,592円
径8~8.5cmH8.7~9cm


これは野波さんの青白磁や白磁の器に、
共通している魅力です。
その秘密の1番の元は蹴轆轤(けろくろ)で、
一つずつ挽き出している作り方だからだと、
甘庵は確信しています。

19_nonami_0422.jpg

食器作りで一般的な轆轤挽きの作り方ではなく、
抹茶碗やぐい呑みを作る時の玉挽きという作り方で、
揃うことよりも器一つずつの個性や存在感を強める作り方です。

19_nonami_0420.jpg

同じ器を作る時の一般的な作り方ですと、
まず電動の轆轤で作ります。
轆轤の上に作る数分以上の胎土(たいど=素地の粘土)を乗せて、
三角錐状に整えたところから感覚で一個を挽きだして、
トンボという定規で径と見込みの深さと測り形を整えて、
糸で切りを繰り返して数を作って行きます。

野波さんが作る時に玉挽きは、
例えば5個なら必要な重さの胎土を5個の団子状にしておき、
その団子を足で蹴って回転させる蹴轆轤に乗せて、
モーターのような安定した回転ではないのですが、
フンワカフンワカと長閑な感じで一個ずつ作り出します。

19_nonami_0423.jpg

このフンワカフンワカ一個ずつ作る器が、
なんとも優しく穏やかな表情の轆轤目に仕上がります。
その轆轤目を生かすために、
最小限の高台削りで仕上げているところも、
器の魅力になっています。
よくあるのですがこのカップも高台内に光で透けています。

いっぱいの冷えた麦茶もご馳走になるカップです。

                甘庵

 
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