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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

限定品と現品限り

籠展が今日までです。
アケビや山葡萄やクルミや根曲がり竹などで作られた籠が、
会期はじめには沢山あって隙間なく並べても並べきれずに、
落としたぐらいでは壊れないのを良いことに、
まさに山になっていました。
それもだいぶ、隙間も見えてきて、
やっと籠の編み目の違いが、
置いておいたままでも見えるところも出てきました。
同じ形でも編み目が違ったり、
形物、似たようなボリュームでも、
薄かったり厚みがあったり、
深い物から浅めの物。
買い物籠などは、手の形や付き方が違ったりと、
ほぼ一つずつ顔つきが違いました。

そんな中、荻窪「銀花」での12日間で、
お嫁に行った籠の顔つきが、幸い薄れていきます。
それでいいんです。
名前を「新胴張り細こだし編みザル渕中」などと、
読み上げると、姿形がちゃんと出てくるのですが、
そうしない限り、出てこない用にしています。

つまり、常にニュートラに戻るように心がけています。
““うつわ”や作品が素晴らしく良い出来のものなら、
かなりの時間を経ても記憶には残りますが、
記憶から引き出すようにしない限りは、
頭の中にはありません。
というのは、今回なども、明日は模様替え日になり、
まず籠を片づけて梱包、到着する次の企画展の角掛政志さんのやきものを、
梱包から解き(例の格闘技です)、整理検品し、飾り付けます。
今回の籠展はこの後、銀花がプロデュースさせていただいている、
山梨県都留市の”もえぎ”さん、
その後、宮城県加美郡加美町の”藍學舎”さんというギャラリーに、
移動、巡回します。
もちろんそれぞれの会場でもお見合いがあり、たくさんお嫁に行くはずです。
(それぞれの会場にお近くの方は、お出かけください)
でも、ぼくはもう”籠屋”から、“うつわ屋”にもどります。

角掛さんの作品の一番の理解者になるために、
いったん頭を白紙にさせます。
籠とは全く違うやきもので、
角掛さんの鋭く個性的な表情の“うつわ”たちの、
顔つきを一つずつ記憶して、その個性と特徴と魅力を理解し、
口うるさい橋渡し、お節介な仲人になるべく、
こうして日夜努力を重ねているのでーす。
ははは。
というか、浮気症なのかもしれませんね。
模様替え休みを含めて、
2週間置きに変わる企画展会場。
そのたび毎に、その時の企画展の作品が、
気持ちの中心になるのは、やっぱり浮気症なのかなー?

でも、常設のコーナー・・・も大切です。
こちらは天井近くまでの棚に、びっちり並んでいます。
ここは、ぼくが平和な心を取り戻す場所。
お気に入りのものばかりがドチャマンっとあるのですから、
和みパワー全開。
うーん、だから、営業危機感がなく、
何の裏付けもないのに、やたら明るく前向きでいられるなかな。
しかも、自分好みになっているのですから、
安心感や安定感まであるのは、
こりゃいかん。
そういえば、気に入りばかりの作品はいいけど、
それらが長く嫁に行かないのは、もっといかんいかん。
“うつわ”は使ってこその“うつわ”の命が息づく。
ここはひとつ、皆様是非、
うちのかわいい“うつわ”たちを、
嫁にもらってやってください。
もうそれは、べっぴん揃いですから。
お待ちしております。
ははは。

というわけで、金曜日からは、
晴れて“うつわ屋”復活です。
角掛さんの“うつわ”を飾りつけた暁には、
ブログでその魅力をご紹介する予定です。
よろしくお願いいたします。
       閑庵

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