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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

膨らます仕事と削る仕事

ロクロはぐるぐる回ることで遠心力が加わります。
手で押さえ込むことで、数学で習った回転体が出来ます。
重力に逆らって延ばし、膨らまし、整えて器のフォルムを挽きだします。
(もちろん、これが匠の技なんです)

削りの仕事は、その殆どが高台部分を削り、
ロクロでは挽ききれなかった余分な取り除き形を整え、
畳付きを均一にして器としての安定性を確保します。
というのが、器の成形の基本です。

ロクロ技から、目的に応じた器を挽きだし、姿で個性も表現します。
そこに、釉薬や、絵付けや、焼成で、より個性が加えられて完成していきます。

削りの仕事でも、面取りやしのぎは、
平滑にロクロで挽かれた器の表面に、
あえて手を加えることで、
杯土の質感を感じ取れる表現を生み出す仕事です。

knot498.jpg


佐藤大樹さんの白磁しのぎの器は、
佐藤さんが、しゅしゅ って削る感触を、
(表情を見る限りの想像ですが、かりかり ではないかな~と)
使うぼくらも疑似体験できる器です。
そして大切なのは、リズミカルに、楽しみながら しのいで いるということです。
そんな気持ちの良い仕事を感じとれます。

knot497.jpg



だからこそ、軽やかで、明るい器に仕上がっていると、
ぼくは感じています。

            甘庵

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