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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

料理を引き立てる器

絵画や写真を額装することでより鮮明になるように、
料理が自然に美味しそうに盛り映えするのが、
ご紹介する光藤佐さんの粉引兜鉢六寸です。

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光藤佐 粉引兜鉢6寸 5,000円税抜き
径17.5cmH4.5cm


基本としてまず兜鉢の名に由来する形があります。
兜を逆さにしたように見込みに外側に、
傾きが変わり巡る縁があります。
ギリギリまで盛り付けられますが、
なんとなく「見込み部分に盛ってね〜」という、
器からの声が聞こえる納まりです。

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見込みと縁の配分や勾配のバランスが、
実に巧みに作られていて、
少しだけ盛り付けを意識して入れば、
見込みに盛りつけることになり、
オートマチックにバランスの良いしつらえが完成します。

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また素材感が料理を引き立てます。
粉引でありながらあまり白くないのがお分かりだと思います。
これは穴窯という薪を燃料にした窯で焼かれたからです。
薪窯では登り窯が知られています。
登り窯は燃費効率が良くバランスの良い薪窯の完成形ですが、
光藤さんがあえてコントロールが難しい穴窯で焼いているのは、
器の個性が光る器が焼けるからです。

17_mitufuji_0086_20180726112232303.jpg

さらにサヤに入れずに焼くことで、
灰が降ったり焦げなどの窯変が生まれることを楽しんでいます。
この粉引兜鉢も灰が降ったりした窯変が見られます。
ちょっと渋いのですがこの表情や質感がまた、
料理をより美味しそうに見せる仕掛けになっています。
器好きにはよく焼けている器がすでに美味しそうなご馳走です。

                   甘庵
 
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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