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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

タタラは 踏まずに 伸ばす

塚本朱音さんの器のほとんどが、
タタラ作りと言われる方法でつくられています。

タタラという粘土の板を作り、
それを型にあてて形を整えたり、
組み立てて作る方法です。

余談になりますが、
勢いがあまるときに使う表現で、
「たたらを踏む」というのがありますが、
このタタラは日本古来の製鉄方法に使う、
足で踏む「ふいご」のことで、転じて製鉄方法のことを、
タタラと言うようになったようです。

そのタタラと、板状にした粘土のタタラとの関係は、
いろいろ調べてみていますが、
今ひとつです。
でも、記憶のなかに・・・、
発掘された鉄のインゴット(延べ板みたいなものでした)の、
画像の説明に「タタラ=鉄の板」と書かれたものを見た気がします。
あるいは踏んで伸ばすようなイメージからなのかな?

knot484.jpg


話をもどして、
塚本さんのタタラ作りのお話に、
この鉢も、厚みを整えた板状の粘土を、
この鉢を裏返したような形の型に(石膏や木型)に、
かぶせるようにして、踏まずに、
たたいて延ばして、締めて、
形を写しとります。
縁を揃えて切れば、同じ形に近い物をできますが、
塚本さんはあえて切りません。
一つずつの姿を大切にして、
縁をそのまま整える程度にして仕上げます。

knot471.jpg


生乾きのときに、化粧の泥を刷毛で引いて、
絵柄を線彫りします。
彩色して、施釉して、焼き上げる。
こんな方法で、土味を生かした絵付けになっています。
柔らかな色合いで、長閑でほんわかした絵が、
浮つくことなく、器の肌になっているのは、
線を描くときに、土を線彫りしているからこその、
力強さがでているのでしょう。
 
         甘庵

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