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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

深みのある釉調の小鉢

美味しそうな器展から今日ご紹介するのは、
光藤佐さんの黒釉鉢四寸五分です。
確かに鉄ぐすりの黒釉なのですが、
黒釉を言ってしまうことで、
この変化に富んだ仕上がりを、
お伝え損ねそうなのが心配です。

18_mitufuji_0344.jpg
光藤佐 黒釉鉢4.5寸 3,300円
径13 cmH4.5cm


小さな食器の見込みの中に、
銀河を眺めるような奥行きを楽しめます。

18_mitufuji_0345.jpg

13cmの径のわりに大きさ以上の存在感を見せるのは
まず思った以上の広がりのある懐が広い見込みと、
美しいバランスが相まって広がりのある使い方を体験できます。

18_mitufuji_0346.jpg

そして窯変が見える深みのある釉調です。
禾目と言われる垂直方向へ流れる変化や、
星のように広がる点の変化は、
釉薬に調合された鉄分や素地に含まれる鉄粒子が、
ギリギリまで焼成されて溶け合い反応した窯変です。

鉄釉など金属で発色させる釉薬は、
釉薬が解けたときに重さがあるために、
下に流れ落ちる傾向があり、
口縁などが釉薬の厚みが薄くなり、
見込み底は溜まって厚くなります。

18_mitufuji_0347.jpg

結果として口縁は釉薬調合による発色が見られ、
この小鉢は赤茶から黒への美しいグラデーションが見せています。
見込み底は漆黒となりそこに鉄金属が核になり、
無数の点文が広がっています。

そして何より凄いのが、
ただ盛り付けるだけで料理が美味しそうなことです。
力のある釉調がしっかり料理を受け止めて、
美味しそうに盛り映えさせてくれます。

                 甘庵


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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