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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

器の組み合わせ

作り手は、器が手元を離れて使われる時のことを、
しっかり考えないといけません。

作られるときに、器がいくら美し形をしていても、
焼き上がりや、表情などの出来が良くても、
その器一つがテーブルに並ぶわけでもなく、
使い方も、使い手の自由なだけに、
幅広い使われ方の器が要求されます。

磁器、陶器、せっ器、ガラス、漆器などが並ぶ日本の食卓。
”取り合わせ”の良さは、大変に重要ですが、
それは個の器が、力と品格をもっていれば、
後は、使い手の”取り合わせ”するセンスと実力に依存することが多いと思います。

ところが作り手は、
自分の作った同じシリーズの器として、
組み合わせも考えておかないといけません。
組み合わせのバリエーションがあると、
器が立体的に構成されて行きます。
この場合大切なのは、同じ質感の器だけに、
はじめからその点を意識して、器作りを構成できる作り手の力量が必要になります。

一見さりげなく作られながらも、
骨組みがしっかりした器は、
盛りつけをしたときに、実力を発揮し煌めきます。
同じように、組み合わせを考慮された器も、
それは効果は覿面(てきめん)に見えてしまいます。

皿とカップを組み合わせるだけで、
それは判断できますよ。
大きさバランス、質感など、
考慮された器は、構成要素がどんどん広がって行きます。

knot499.jpg


佐藤さんのカップにいくつかと、
皿を組み合わせてみました。
そこに、好みの飲み物の香りや、
料理の舌触りが想像されるのは、
ぼくだけでしょうか。
良い器は、器がすでに美味しそうで、
使うイメージを広げる力を持っています。

             甘庵

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