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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

定番品の人気の手法 粉引

粉引は陶器に多く使われる、
やきものの伝統的な手法の一つです。

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光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,520円
径13.5cmH3cm


白い化粧土を水に溶いて薄い泥漿状にしたものを、
素地に生でかけたり素焼後にかけて施します。
その上に釉薬を施して焼成します。

20_mitufuji_0414.jpg
うっすらと桜色に発色しているのが御本と呼ばれる窯変です。
低温で発色させているものとは違って使い込んんもできえません。


詰まった素地と釉薬のガラス質の間に、
少し間の空いた化粧土の層になり、
素地の色が黒ぽかったり茶色ぽかったりしても、
柔らかな白色の仕上がりになります。

20_mitufuji_0415.jpg

伝来してきた粉引のこの柔らかな白を先人が、
粉を引いたようと感じで「粉引」と呼んだというのが、
よく言われている粉引の由来ですが、
その後茶陶を中心にしてその名が受け継がれ、
現代人にとっても誰もが違和感なく、
受け入れやすく親しみとともに定着しているのは、
先人のネーミングの素晴らしさに感服します。

20_mitufuji_0416.jpg

またある時期に日常食器の粉引の人気が高まって、
より一般的になりました。
そのときには弊害も起きたかもしれません。
それは粉引は侘び茶で好まれたように、
使うことで変化している侘びていく表情を楽しめるものですが、
汚れと感じてしまう粉引も多く存在したためです。

侘びるのと汚れは紙一重なのですが・・・。
いや、甘庵は違うものと思っております。
陶器中心の粉引は見た目にも物理的にも、
確かに柔らかさを持っていてそれが魅力でもあります。
ただそれでも、しっかりと芯まで焼き切っているものが、
器として橋渡しするに値するものだと甘庵は思っており、
その意味での口の悪い甘庵的な表現としての、
「生焼けは」どうも結果として汚れる器ではないかと、
そう信じ、思っています。
そう思えるものを銀花では並べています。

もちろんご紹介している、
光藤さんの憤青粉引皿四寸五分も汚れません。
というよりもかなりガンガン使い込んで、
数年後に「あれいい感じになってきている」と、
気づくほど使い込んて育てていける粉引です。

                甘庵
 

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