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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

作り手荒川尚也 その1

荒川尚也さんとは、
気づけば荻窪銀花の歴史とほぼ重なるお付き合いをさせていただいています。
毎年お願いしている個展も、回を重ねて26回目。
そんな荒川さんのことは、個人的に大好きな作り手でもあることもあって、
荻窪「銀花」の刷り物やお便り、メールマガジン、
そして去年のブログでもかなり書かせていただいているので、
長いお客さまには、年寄りが同じ話を何度もするように、
耳に既に入っていることも多いと思います。
まして、器の話なら・・・・。
使い安い、丈夫、口当たりがいい、
料理が映え、飲み物美味しくいただけます。
という、使い手のぼくの目からの報告を、
言葉を換えて、枝葉を付けて書くだけのことです。
そこで、今日からすこし、荒川さんのエピソードを、
書き留めてみようかと思います。

昨日のブログでも荒川さんのアワが綺麗に煌めくのは、
素地の綺麗さに秘密があるとお話ししました。
その素地が生まれるには、
もちろん荒川さんの化学者としての資質があってのことですが、
同時に、作り手としての好い目を持っていたからだと思っています。

かつて顧客の皆さんのお配りして刷り物で、
荒川さんの素地について、こう書きました。

なかでも、真価を表しているのは彼のガラス素地です。
その素材感は透明感だけを求めたものでも、手作り風に媚びたものでもありません。
 高温との戦いの熱い仕事は沢山の汗をかくので、塩と多量の水を飲む彼が、
ある時こう言ったのが印象的です。
「近くの友人の家の井戸水がとても美味しくてね。
水道水や買う水とは違う旨さを持っているだけでなく、
光に透かすととても綺麗なんだ」
 彼が目指しているガラスは、この井戸水のようなガラスなのだと、私は決め込んでいます。
荒川さんのガラスの秘密を覗くなら、彼のガラスを光に透かしてみて下さい。
  ほら、とても美味しそうでしょう。


arkw088.jpg


彼が自分の素地に水をイメージしているのは、
近年に出来た「清流グラス」というこのグラスの名でもわかる気がきます。

            甘庵

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