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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

作り手荒川尚也 その4

荒川さんの工房からは大変優秀な作り手が独立したり、
啓蒙されて素晴らしい仕事をしている作り手もいます。
なによりそれは、荒川さんの人間としての懐の広さだと思います。

たとえば、おもしろおかしく、
「企業秘密なんだけど~」
「人類がはじめて見るガラスなんだよ」
とか、25年も前には自分の作品や手法を、
話のネタにこそすれ、
特別な詳細はわかりませんが、かなりオープンな方です。

それは、窯作りでも同じで、
かなり工夫と創作を繰り返した灯油ガラス窯を、
いろいろ研究しながらも、
そのノウハウを受け取った作り手は多いのではないでしょうか。

arkw095.jpg


苦労して作り上げていっても、伝えたり教えてしまうのは、
本当に意味で自信があるとか、執着しないのかなとか、
下世話に考えましたが、それではだけではダメなようでした。

荒川さんにとってのガラス作りは、
ある意味とてもシンプルで、
自分らしく自分の好むガラスを作ることを目指しているだけのようです。
仮に似た素地でも、アワが入っていても、
上手くても下手でも荒川さんのグラスではなく、
その意味で、我関せずとしていられるのでしょう。

また、自分の仕事から派生していくことがあれば、
それもまた、自分のガラスへの思いから湧き出てきたことで、
好ましく思っても否定することはないのでしょう。

自分を見つめ、自分を探し、自分を表すガラスを、
作り続けているように、ぼくには見えます。

                甘庵

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