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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

非対称の器に惹かれる気持ち

食器のほとんどが対称形です。
それは多くのロクロで作られているためです。
もちろん、デザインとしても素直な表現だからでしょう。
ただ、和食器には非対称形のものが結構あります。

これは建築や付随する什器にも言えることだと思います。
和の美意識が自然界の情景に惹かれるためかもしれません。
一方の西洋の美意識には対称形への思いが強く、
それは文化に根ざす哲学からかもしれません。
そんな風に甘庵は感じ取っています。

私たちのDNAの中にひねくれ者的な、
いえ、自然界のままの心があって、
対称的な配置や増作をちょこっと歪めたくなるのでは。
なんだか割り切れる形だと落ち着かない。
座りが悪く感じる。
そんな気持ちからではないかと。

20_onodera_0504.jpg
小野寺友子 白磁片口鉢 5,060円
W18cmD14.5cmH6.8cm


例えば今日ご紹介している、
小野寺友子さんの白磁片口鉢の形は、
道具として生まれた用のデザインです。
多くの人の利き手の右手で持って注ぐ姿のまま、
置かれると左に注ぎ口がきます。

20_onodera_0503.jpg

小野寺さんの片口鉢は盛るための器で、
気持ち的に座りの良い片口の非対称の美しさを、
器のデザインとして取り入れています。

20_onodera_0502.jpg

多分多くの人が和の美意識を持って育っていると思います。
例えば、居酒屋でアジの塩焼きを頼んだとします。
例はなんでも「お頭付きの焼き魚」が、
右に頭が来て出せされと時に、
多くの方が凄く落ち着かなくなると思います
昭和人間の甘庵は怒りさえ込み上げてしまうかも・・・。
この感じが、この座りの悪い落ち着かない感じが、
非対称へなんとなく惹かれる気持ちが、
和の文化の隅々まで当たり前になっているからだと思います。

20_onodera_0505.jpg

というわけで、盛り映えする小野寺さんの白磁片口が、
食卓に並ぶことで自然と座りの良いしつらえになります。

                  甘庵
 

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