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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

器を育てる楽しみ

今日ご紹介するのは藤田佳三さんの粉引汲み出しです。
粉引は使うことで変化していきます。

20_fujita_0219.jpg
藤田佳三 粉引汲み出し碗 2,300円(特別価格)
径10.3cmH6cm


汚れや劣化と感じる方にはオススメできませんが、
侘びる表情を楽しめる方には、
身近で使って育てていく楽しみを、
十二分に味わっていただける逸品です。

20_fujita_0221.jpg

藤田さんの粉引は生がけという方法で作られています。
素地は陶器です。
水ひきして高台を削りだして、
程よく乾燥のタイミングを見計らった、
素焼きをしない生の素地に、
泥土の白化粧土を内外にたっぷり施して、
もう一度しっかり乾燥させて・・・、
気温や湿度のタイミングか悪いと、
ここで花開くように破損してしまうことがあるようです。
素焼き後に施釉して本焼いをして出来上がります。

20_fujita_0220.jpg

生がけの効果は柔らかな表情です。
粉を引いたような様から粉引と呼ばれたのが、
少しわかる気がする表情です。

20_fujita_0222.jpg

事実素地の陶器質と釉薬の間に、
柔らか目の化粧土の層があります。
その層に湯水が染み込み、
少しずつ変化を見せていきます。

その変化、侘び方は使い方で異なった表情になり、
また個体ごとにも違いが出ます。
そんな変化、侘びてい様子を、
先人たちは「育てる」と言って楽しんでいました。
そんな心持ちをリスペクトして、
自分と出会った器を、
愛用していくのも楽しいものです。

              甘庵
 

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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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