時折小雨が降るしっとりして天気です。
季節感を覚える菜種梅雨の候ですが、
近年はとこかく記録を開始して以来過去最高などと、
枕詞がつくような天候なので、
素直に小雨の中の菜の花の咲く景色を、
思い描けなくなっています。

光藤佐 粉引大皿9.5寸 25,300円
径28cmH6.2cm
雨もあってこの数日に比べると気温は低めです。
それでもコロナ対策の習慣で窓を全開にしていても、
程よい感じの室内温度です。
やはり春の雨ですね。

どことなく霞むのが春の空ですが、
今日は芽吹き出した雑木林や若草の萌えだした野原が、
白いベールをかけられたように見えていることでしょう。
そんな甘庵の原風景の武蔵野の景色を思い浮かべていたら、
ご紹介の光藤佐さんの粉引大皿の中に見る気がしています。

薪で焼く穴窯ならではの灰をかぶったり、
緋色が出たりする窯変が、
四季折々の自然の風景に重ね合わせられます。

本来なら粉引の柔らかな白い仕上がりが、
自然釉の緑やほんのり赤い御本が見える、
白ではない粉引の仕上がりの景色に、
春の雨に霞む景色を重ねて喜んでいる、
幸せな器おばかです。
甘庵
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