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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

手あとが残るガラス

今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ楕円デザートカップです。
一つずつ作る吹きガラス制作ですが、
吹きガラスの特徴の回転体になっていません。
丸く出来たカップ部分だけ歪ませて、
優しい楕円形にした手あとの残るデザートカップです。

21_mimata_0493.jpg
巳亦敬一 新スキ楕円デザートカップ 3,520円
W13cmD12cmH6cm


型ではなく手わざで整えています。
何気ないようですが、
よく観察すると匠の技量があってのことだと、
気づいていただけるはずです。

21_mimata_0494.jpg

例えば身の回りにあるプラ容器など、
円形の柔らかな素材の縁の手前と向かい側を、
寄せれば楕円になります。
なるますが縁は寄せた箇所が高く、
寄せなかった両端が低くなるはずです。

21_mimata_0492.jpg

ご紹介している楕円デザートカップも同じように、
まだ柔らかなときに変形させて作りますが、
縁はそれほど極端に高低差が生まれていません。
騙し騙し歪めていると想像しています。

21_mimata_0495.jpg

というか三代目のガラス屋の巳亦さんの手は、
使いやすいカップ部分になるように、
勝手にそう修正してしますのでしょう。

こういうディテールを見つけるたびに、
初めてガラスに触った記憶はないそうで、
思い出すのは物心ついたときに、
おじいさんの膝の上て竿の先の溶けたガラスで、
遊んでいたという逸話を思い出します。

巳亦さんは仕事として学習して行ったのではなく、
遊びとしてガラスと向き合ったのが始まりで、
ガラスを巧みに扱うことを、
体で覚えて行ってしまったのでしょう。
だからこその楕円デザートカップなのだと、
そう思い、見てしまう甘庵です。

                   甘庵
 


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