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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

有機的なフォルム鉱物のような肌合いの

今日ご紹介するのはどこか生き物的なフォルムの、
鶴見宗次さんの手ひねりピチャーです。

21_turumi_0527.jpg
鶴見宗次 手ひねりピチャー 
W18cmD8cmH12.5cm 程よく入れて400cc


鶴見さんの器はロクロで挽きだしたのではなく、
小皿から大きな花器まで全て手ひねりで作られています。
そのため器が一つ一つの顔をもち、存在感や質感は彫刻のようです。
また、せっ器質の素地に釉薬ではなく、
全体に木灰を施して素地が歪む限界ギリギリに焼き上げ、
冷却還元と言う方法で素地に含まれる鉄を黒く発色させています。

21_turumi_0529.jpg

調整された釉薬と違って温度調整が難しく、
溶け出してしまうと窯の中で棚板にくっついってしまうので、
とちん(窯道具)がわりに貝をかませているための、
貝の跡がうっすら写ることもあります。
数寄人の先人たちには貝高台とよばれました。

21_turumi_0528.jpg

連続的な丸みを帯びたフォルムで、
腰は張り感がありハンドルも一体感があり、
生命感のある有機的な姿で、
肌合いとともにこのピチャーが楽しめまる要素です。

21_turumi_0530.jpg

短めの口は驚くほど水切れが良く注ぎ心地抜群です。
割って楽しむ酒のお供や、
案外ワインデカンタがわりにしたり、
一人静かに楽しむのも由、
友と酌み交わすときにも由のピチャーです。

                     甘庵
 


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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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