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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

煮ても良いけど何のために

先日ご来店いただいたお客様に、
「陶器は使いはじめに小麦粉など入れて煮た方がいいですか?」と、
久々にこの難題を問われました。

21_fujita_0263.jpg
粉引汲み出し碗 2,300円(特別価格)
径10.3cmH6cm


答えは明白です。
必要と思われる陶器には、
「小麦粉など入れて煮てください」
でも、甘庵がオススメできる陶器を選び並べている、
銀花で出会っていただいて陶器は、
性能上や使用上は特に必要はありません。
ただ、煮ることで煮沸消毒にはなるので、
滅菌の効果は大いに期待できます。

それより何のために、
「小麦粉など入れて煮る」かと理由は、
こうすることで陶器の素地にでんぷん質が入って、
汚れが入らず汚れにくく使えると言うことのようです。

21_fujita_0264.jpg
粉引は動きのある化粧掛けの様子が見えるところが
見所、景色となります


さてと。
すみませんが久々に暴言になります。
陶器は確かに使っていくことで、
少しずつ侘びていきます。
それが陶器の醍醐味であり、
使いこむ楽しみです。

でも、明らかに汚れと感じるのは、
確かに精神衛生上良くありませんね。
ただ大方はそのような陶器ももう少し良く焼かれると、
汚れなくなります、素地もか硬く丈夫になるのではと、
思ってしまう甘庵です。

また、間違っても、
やきものをにものにしても、
丈夫になることはあり得ません。
汚れがしみてしまうといっても、
1000℃をゆうに超える温度で焼成されたやきものが、
沸点に達しても100℃の煮物にしても、
丈夫になるという非科学的なことはありません。

21_fujita_0266.jpg
銀花で10年以上使った藤田さんの粉引汲み出しです
染み込んだ湯茶で侘びた景色が見えてきています


と言うわけで、
画像でご紹介したように、
藤田さんの粉引汲み出しも、
変化することの期待に応えるために、
藤田さんの中では低めの焼成でも、
全くサラの未使用の粉引汲み出しと、
銀花で10年以上渋茶を提供してきた汲み出しと、
見比べていただければ変化は見られますが、
陶器好きには侘びた変化、育ったと、
好意的な評価になると思っています。

21_fujita_0265.jpg
左が未使用、右が10年もの
お好みになりますがお好きなら
使って育てる楽しみを味わえます


ただ、使う器は良し悪しではなく好みなのですから、
侘びる変化がお好みでない場合は、
磁器の汲み出しをオススメしています。

21_fujita_0267.jpg

最後に陶器の使いはじめですが、
まず水で流すように洗い、
ボールなどの中で器が水をかぶるようして、
しばらく浸けておいてください。
その後にいつも食器を洗うように、
洗剤を使って洗って濯いでください。
後は少しだけ思いやりを持っていただければ、
普通に使ってください。
詳しくは「うつわへの思いやり」をご覧ください。
https://www.kan-an.com/request.index.html

                  甘庵
  

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