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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

箸がころがっても・・・笑わず

箸は、転がってはまずいですね。
使いにくいです。
かといって、角張りすぎでも手に痛いし、
洗って行くうちに、素地や塗装面の角が、
早くすり切れていってしまいます。

山形で仕事をしている江口さんの塗り箸は、
基本形の何気ない箸ですが、
飽きのこない箸です。

hashi275.jpg

木地は、ヒバ材でほぼ同じ形です。
塗り方は、蒔地黒塗りと蒔地朱塗りと、
ポッキーというあだ名にしている、
箸先が石目の摺り漆の3種です。

ヒバは針葉樹なので、軽くて粘りがあります。
重い箸がお好きな方にはむかないかもしれませんが、
手持ちの軽やかな使いやすい箸です。

hashi276.jpg

下地をつくりから上塗りまで、
何度も漆を塗り重ねた箸ですが、
やきもの・・・特に陶器やせっ器の、
ザラザラした器を使っていると、
どうしても細かく摺ることになる箸先だけが先に、
すり減って、下地が先に出てきてしまいます。

hashi277.jpg

そこで、箸先に漆の層を厚く仕上げた箸を作りました。
それが、ポッキー君・・・いえ、石目摺漆箸です。
器をスリスリしてしまうぼくでも、
随分長く使わせてもらっています。
丈夫ですね。

グルメ番組などで、
とても美味しそうに食べて、
満面の笑みを浮かべる、若くて可愛いタレントさんが、
不思議な箸の持ち方で、危なげに料理をつかんでいると、
それまでの、でれでれ顔から、
ついつい眉をひそめてしまいます。

箸がころがっても、不思議な持ち方を見ても、
笑えません。
いわゆる頑固オヤジの年頃になれて嬉しいぼくです。

             甘庵

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