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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

店主の好みで

毎回のことですか、匙と箸展の殆どの匙と箸が、
漆で仕上げれています。
これは、ただただ、ぼく個人の好みで、
選択とお願い要望で、そうなっています。

Itakei328.jpg


木の持つ素材感の良さは、
木地のままでも、潔い美しさと、気品ともっています。

たとえば、手をかけて育てた杉の柾部分だけを使い、
迷いのない手業で、スピード感のある刃跡を持ち、
芳しい杉の香りを漂わせる、
利休箸は、膳に向かう心地よい緊張感を誘発します。

でも、それを一度で捨ててしまう。
ぼくはいじましいので良く洗って菜箸代わりにしたり・・・。
もったいないと思う気持ちに加えて、
箸や椀をなど、木地のまま使っていた庶民としては、
使っていくうちに、
木の持つ質感は変わらなくでも、
色が変わり、シミが出来たり、
匂いが付いてしまったりしたことの解決法として、
漆にたどりつきました。

エゴマなどの油を染みこませたり=オイルフィニッシュ
撥水性を持たせる、柿渋を刷り込んだりもしました。
でも、やっぱり漆が一番堅牢で、美しかったのです。

saji298.jpg


木目や木肌を活かし、なめらかで、気品があり、
熱にも、水にも、汚れにも強く。
剥げることなく、木をさらに丈夫に美しく保ちます。
それこそ、すり減るまで使えます。

そこで、すり減らない用にと、
箸先や、見込みや、縁を何度も塗ったり、
厚みをとるために、下地加工をしたり、
布を巻いたり貼ったりと、
作り手は、いつまでも美しく丈夫で、
使いやすいようにと様々な工夫をしました。
さらに、世界一の加飾の方法も生み出していきました。

takei327.jpg


加飾は置いておいても、
器は、使いやすく丈夫にという気持ちと、
環境ホルモンも出ず、地球にも優しいし、
なにより、口に運んだ心地よさから、
自分の心に優しいから・・・という、
個人的好みから、漆で仕上げてもらっています。

             甘庵

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