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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

棒を削る楽しさ

乱暴な言い方をすれば、
6~8寸の4~5分角の棒きれを、
小刀で削るだけの二つの仕事を見てください。

ぼくが小学校の頃には、
シャープペンシルなどなく、
鉛筆でノートをとっていました。
高学年になったころは、社会が豊かになって来たのか、
教室にも鉛筆削りが置いてあった記憶があります。
もちろん電動ではなくて、手でハンドルを回すタイプです。

多くの子が、自前のナイフで削っていたな。
女の子たちは、たしかボンナイフって言われていた、
カミソリの刃が一枚プラスチックの柄から回転して出てくる、
色もピンクやグリーンの可愛いナイフで削っていた。

ぼくたち男の子の多くはそれより、肥後守(ひごのかみ)と呼ばれていた、
ちょっと男の子の心をそそるナイフを使っていました。
上のボンナイフと同様に刃が回転して、
金属を二つ折に下形の柄の中に収まります。

どこの学校の近所にも必ずあった、
屋号で呼ばすに、○○ちゃんとあだなで呼ばれていた、
文房具屋兼駄菓子屋みたいなところで、
どちらも売ってた。

記憶の中では、綺麗に鉛筆を削るのは女の子が多かった。
どうも男の子は、いや、ぼくは鉛筆削るより、
その肥後守でそこらにある枝や、工事現場で拾ってきた木っ端を、
削っていたな~。形が無くなるまでね。ははは。
で、鉛筆は授業が始まり全部芯が丸まっていたり、
折れていて、あわてるのが日課の悪ガキでした。

そんな記憶が思わす滲みだしたのが、
この二つの棒を削りだした・・・・いえ、
黒文字(和菓子などの楊子)と、箸です。

ski355.jpg


これは、クルミを無駄なく削り、
段を付けることで、楊子を持ち上げる時に、
手がかりが良くなるよう出来ています。
さかいあつし クルミ焼き仕上げ 黒文字


tki354.jpg


こちらはガンガン削っていく音の聞こえそうな、
勢いのある刃の後がリズミカルな箸です。
武井順一 タモ漆仕上げ 箸

どちらからも、削り出す楽しさを思い出させてくれて、
手に収めたときに、ほわっと気持ちがあたたかくなります。

               甘庵

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