fc2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

丸い器の中での角一点

今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉板皿です。
やきものの器のほとんどが轆轤成型です。
回転させて作るので自然と丸い器になります。
そんな食卓の器の中で角皿は、
しつらえにリズム変化を生み出す良いアクセントになります。

16_open_0074.jpg
灰釉板皿 5,280円
W23.5cmD17cmH4cm


四角や長方形の皿や鉢は、
轆轤で挽いた後にカットするか、
つまんだりして変形させて角を作るか、
胎土を板状にして作るタタラ作りで作るか、
量産の器のように四角い型に流し込んで作るかが、
標準的な角のある器や角さらや角鉢です。

16_open_0075.jpg

という前置きの後で、
ご紹介している久保田さんの角皿は、
轆轤で作っています。

16_open_0077.jpg

まず花入などで見かけるような轆轤挽きで円筒形を作ります。
底がない状態のところでカットしてパイプ状を作ります。
これを縦に切り開きます。

16_open_0076.jpg

柔らかいうちに形を整えると、
轆轤めが景色になった角皿が出来上がります。
いわば開きの角皿です。

タタラ作りは型に頼るため、
均一にてきますが表情が硬くなりがちです。
開きの皿は基本単体で表情豊かな角皿になります。

               甘庵
    


ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 コレクションブログ 食器・テーブルウェアへ
にほんブログ村


和風ランキング

ご協力ありがとうございます。

テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/4993-e66af65c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)