今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉板皿です。
やきものの器のほとんどが轆轤成型です。
回転させて作るので自然と丸い器になります。
そんな食卓の器の中で角皿は、
しつらえにリズム変化を生み出す良いアクセントになります。
灰釉板皿 5,280円
W23.5cmD17cmH4cm
四角や長方形の皿や鉢は、
轆轤で挽いた後にカットするか、
つまんだりして変形させて角を作るか、
胎土を板状にして作るタタラ作りで作るか、
量産の器のように四角い型に流し込んで作るかが、
標準的な角のある器や角さらや角鉢です。
という前置きの後で、
ご紹介している久保田さんの角皿は、
轆轤で作っています。
まず花入などで見かけるような轆轤挽きで円筒形を作ります。
底がない状態のところでカットしてパイプ状を作ります。
これを縦に切り開きます。
柔らかいうちに形を整えると、
轆轤めが景色になった角皿が出来上がります。
いわば開きの角皿です。
タタラ作りは型に頼るため、
均一にてきますが表情が硬くなりがちです。
開きの皿は基本単体で表情豊かな角皿になります。
甘庵
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