今日は深い緑の透けたガラスと不透明なガラスの組み合わせが、
夏によく見る寒天やゼリーを使った菓子を思わせる、
片口鉢ダークGをご紹介します。

巳亦敬一 片口鉢 ダークG 4,840円
W13.4cmD11.1cmH6.3cm
モールを施された本体部分が濃い緑が溶け込んだ素地で、
光の加減でモールのヒダや口縁がグレーがかった深緑を見せます。
見込みに仕込まれたベーシュの砡ガラスの対比が、
甘党の甘庵には寒天でよせられた和菓子のように見えてしまいます。

どちらかというと無機的でクールな印象の深い緑のガラスが、
見込みの不透明なベージュの砡ガラスと組み合わすことで、
不思議と有機的な・・・いや美味しそうな景色に仕上がっています。

涼しげな印象のガラスは、
同時に無機質な印象になりますが、
見込みの砡ガラスがあるだけで、
手で作られた温もりが生まれています。

結果として器として大切な、
器自体が美味しそうな片口鉢になっています。
また小鉢としての使いやすい、
口径と深さのバランスと、
注ぎやすい機能を持たせながらも、
丈夫なことも十分担保した口作りもあって、
アシンメトリーが嬉しい小鉢に仕上がっています。
甘庵
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